こんな今話題の漫画「おかえりアリス」が気になっているという方も多いと思います。
「おかえりアリス」は別冊少年マガジンで連載されている漫画で、作者は「悪の華」など数々の話題作を生み出している押見修造先生です。
今までにない恋愛と性欲の間みたいななんとも言えない展開を見事に描いており反響を呼んでいる作品です。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が、そんな話題の漫画「おかえりアリス」の面白さを徹底解説していきます。
- 青春群像劇が好きな方
- サイコパスな展開が好きな方
あらすじ【おかえりアリス】
亀川洋平(かめかわ こうへい)は思春期真っ只中の中学生男子。
洋平は同じテニス部に所属し、幼馴染でもある三谷結衣(みたに ゆい)に恋を抱いていました。
そんな恋心をもう一人の幼馴染の室田慧に相談すると、なぜか慧はオナニーのやり方を伝授してきます。
自慰行為を覚えてからというもの、どんどん結衣に対しての思いが溢れ出て止まらない洋平。
そんなある日、洋平は校舎裏で結衣と慧がキスしている現場を目撃してしまいます。
親友に裏切られたショックと結衣が慧のことを好いていることに動揺してしまう洋平。
そこから洋平は2人と距離を置きはじめ、結局仲は戻らないまま、慧が両親の仕事の都合で転校してしまう始末。
そして時は過ぎ、高校生になった洋平は気持ちを改めるように今度こそ結衣に告白を決心。
しかし、そんな洋平の前に金髪美少女に変身した室田慧が現れ、事態は思わぬ方向に走っていくのです。
これはそんな3人の幼馴染の思春期のリアルを描いた物語です。
面白いポイント【おかえりアリス】
そんな話題の漫画「おかえりアリス」の面白いポイントは大きく3つあります。
- リアルな思春期の描写
- 新しい性別の形
- 新しい恋愛模様
リアルな思春期の描写
「おかえりアリス」は中高生のリアルな思春期が赤裸々に描かれていて面白いんです。
青春漫画は熱い友情だったり、甘酸っぱい恋愛模様などキラキラした部分に焦点が当たられているものが多いですが、この漫画は違います。
自慰行為だったり、どちらかというとあまり表に描かれない人間の恥ずかしい部分が赤裸々に描かれています。
その表現が見事で、さすがは「惡の華」を描いた押見先生です。
一見汚そうな思春期のリアルな部分を美しく描き切っています。
中高生の思春期のリアルがたくさん詰まっているので、同じような青春漫画の展開に飽き飽きしていた方には特におすすめです。
新しい性別の形
「おかえりアリス」では新しい性別の形が描かれていて面白いんです。
「Xジェンダー」という第3の性別をご存知でしょうか。
これは男性にも女性にも当てはまらない、いわゆる男女の枠組みを持たない性別のことです。
この作品のキーパーソンである室田慧がこのXジェンダーに当たります。
おそらくXジェンダーをメインキャラクターにしたのはこの漫画が初めてだと思います。
その分他の漫画にはない細かな目新しさが際立っており、全く新しい青春漫画になっているので、新しい物好きな方には満足してもらえると思います。
新しい恋愛模様
「おかえりアリス」は新しい恋愛模様が描かれていて面白いんです。
結衣のことを好きな洋平。
慧のことを好きな結衣。
そして洋平のことを好きな慧。
ただXジェンダーの慧のせいで、このトライアングルがどんどん複雑化していくのです。
今まで絶対に見たことのない恋愛漫画になっていること間違いなしなので、変わった恋愛漫画が見たい方には特におすすめです。
またちょっとドロドロしたメンヘラチックな内容が好きな方にもおすすめです。¥
おかえりアリスを読んでみよう!
今回は話題の漫画「おかえりアリス」の面白さを徹底解説しました。
2021年の衝撃作品としてすでに話題を呼んでいます。
まだ読んだことないという方はこの機会にぜひご覧ください!
「おかえりアリス」って漫画は面白いの?