こんな「暁のヨナ」を最近に気になっている方もいると思います。
色んなランキングサイトで上位を獲得し、2014年にはアニメ化もされた作品です。
ただ暁のヨナは少女漫画に位置する漫画なので、もしかしたら少女漫画が苦手な方は避けていたかもしれません。
私も抵抗を感じていた内の一人だったのですが、試しに読んでみるとその面白さにどんどんハマってしまいました!
気づいた頃には刊行されているものは全部一気に読み終えてしまうほど、暁のヨナが大好きな漫画の一つに加わりました。
そこで今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が、時代劇ファンタジー少女漫画「暁のヨナ」の魅力を徹底解説していきます。
- まだ暁のヨナを読んだことがない方
- 少女漫画を読むのに抵抗を感じている方
目次
あらすじ【暁のヨナ】
高華国に生まれた赤い美しい髪を持つ王女ヨナ。
王様のイルに過保護に育てられた結果、少々世間知らずのところがあるヨナですが、幼なじみで護衛のハク、従兄弟のスウォンにおかげで幸せな毎日を送っていました。
しかし、ヨナの16歳の誕生日に事件が起きます。
ヨナはスウォンが王様のイルが殺害するところを目撃してしまうのです。
あえなくヨナを始末しようとするスウォンですが、間一髪のところでハクが現れ、ヨナはハクと共に緋龍城を脱出します。
昔からスウォンのことが異性として好きだったヨナは受け止めきれず放心状態。
いくら「雷獣」と謳われるほどの戦闘力を持つハクでもそんなヨナを抱えて何千もの兵士から逃げられるわけありません。
ついに追い詰められてしまい、その結果ハクと共に谷底へ落下してしまいます。
運良く谷底で神官イクスに助けられ、二人は一命を取り留めます。
そこでイクスから「四龍を探しなさい」と天命を知らされます。
四龍とはかつて赤い髪をもつ初代降下国王と一緒に降下を治めた伝説の龍たちのことです。
そして天命に従いヨナたちはスウォンから国を取り戻すべく、四龍探しの旅に出るのです。
魅力【暁のヨナ】
- ヨナの成長していく姿
- ハクとスウォンの歪な関係
- 四龍の存在
- 大迫力の戦闘シーン
- 画力が高い
ヨナの成長していく姿
まずこの漫画の魅力の一つが徐々にヨナが成長していく姿です。
ヨナは幼少から優しく優しく育てられてきたTHE箱入り娘です。
そのせいか、体力がなかったり些細なことで傷つく正直足手まといの少女でしかありません。
しかし、ハクがピンチに陥った事件をきっかけにヨナは生まれ変わります。
弓の扱い方を覚えたりと「生きていく」上で必要なことは進んで行うようになるのです。
さらには大切な人や困っている人を進んでいける本当に「強い」女性へとヨナは変貌を遂げます。
そんなヨナの徐々に成長していく姿には終始目が離せません。
ハクとスウォンの関係
ハクとスウォンのなんとも言えない関係にも注目です。
ハクとスウォンは幼少の時からヨナと共に育った幼馴染です。
しかしスウォンがヨナの父イル王を殺害したことがきっかけで、大親友の2人は宿敵となってしまいます。
特にハクはヨナがスウォンのことを好いていたことを知っていたので、余計にスウォンのことが許せず、作中でも怒りが抑えられない様子が描かれています。
しかし元大親友なので息はぴったりで、不本意ながら共通の敵を撃破するなどのチームワークを見せつけます。
果たしてこの二人が仲直りする未来は訪れないのか。
ハクはスウォンを倒してしまうのか。
そんな2人の関係もこの漫画の面白さを支えているポイントです。
四龍の存在
暁のヨナの魅力は四龍の存在に寄るところが大きいです。
四龍とはかつて緋龍王と呼ばれる初代高華国国王に力を貸した伝説の4匹の龍のことです。
四龍と言っても、龍の力を宿した人間なので、そこまで見た目は普通の人と大差はありません。
しかしいざ戦闘に入ると、その力は凄まじく幾度となくヨナたちを助けていきます。
四龍はそれぞれ特徴が異なるので簡単に説明します。
- キジャ(白龍)
- シンヤ(青龍)
- ジェハ(緑龍)
- ゼノ(黄龍)
キジャ(白龍)
キジャは右手に白龍の力を宿している人物です。
見た目は透き通るような肌を持つかなりの美青年です。
しかしいざ戦闘に入ると、大きな右手で敵をなぎ払い、ハクを唸らせるほどの戦闘力を持っています。
シンヤ(青龍)
シンヤは両目に青龍の力を宿している人物です。
見た目は両目を布で常に覆っているという一見不気味な印象の持ち主です。
しかしそれは青龍の力で人を傷つけたくないという気持ちの表れであり、誰より優しい心を持った人物なのです。
ジェハ(緑龍)
ジェハは両足に緑龍の力を宿している人物です。
見た目は色気のあるお兄さんといったところです。
元海賊でヨナたちと共闘したことがきっかけで仲間に加わります。
緑龍の力で誰よりも高く疾く飛ぶことができ、空を舞って戦う姿には注目です。
ゼノ(黄龍)
ゼノは全身に黄龍の力を宿した人物です。
見た目は「わんぱく小僧」という天真爛漫な印象の持ち主です。
そんな見た目とは裏腹に実は3000年以上も生き続けている初代黄龍であり、全てを見透かしているような鋭い意見を挟む侮れない人物です。
大迫力の戦闘シーン
大迫力の戦闘シーンも魅力のポイントです。
ハクと四龍たちの戦いぶりはまさに圧巻の一言につきます。
ハクの生まれ持った才能、四龍たちの力が組み合わさると太刀打ちできる者はまずいません。
その戦闘力で村や街、さらには国を救い、徐々にヨナたちは尊敬の眼差しを獲得していくのです。
この少女漫画らしからぬ大迫力の戦闘シーンがあるからこそ、男性でも楽しめる漫画になっているのではないでしょうか。
歪な恋の三角関係
ヨナ・ハク・スウォンの歪な恋の三角関係にも注目です。
ヨナは幼少期からスウォンのことを一途に想い続けてきました。
しかし父王イルが殺害されたことをきっかけに、ヨナは自分の気持ちをどうすればいいのかがわからなくなります。
ヨナの16歳の誕生日にスウォンからもらった「簪」を捨てようとしますが、どこかで信じたい気持ちがあるヨナは捨てることが出来ません。
そんな葛藤するヨナを見て、ヨナのことが好きなハクはよりモヤモヤして気持ちになります。
自分の好きな人が宿敵を好きという複雑な恋の三角関係がこの漫画をより一層面白くしているのです。
暁のヨナを読んでみよう!
今回は時代劇ファンタジー漫画「暁のヨナ」の魅力を解説しました。
暁のヨナは男性でもハマること間違いなしの魅力を秘めた漫画です。
まだ読んだことがないという方はこの機会に暁のヨナをぜひご覧ください!
漫画ランキングによく出てくる少女漫画「暁のヨナ」って面白いの?