こんな話題の漫画「夢で見たあの子のために」が気になっている方も多いと思います。
「夢で見たあの子のために」は現在ヤングエースで連載中の漫画で、サスペンス漫画の中でもかなり評価の高い作品です。
作者はあのアニメ化・実写化も成し遂げた大人気漫画「僕だけがいない街」を描いた三部けい先生です。
「夢で見たあの子のために」も「僕だけがいない街」に負けないくらいの見応えのある内容となっています。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が、そんな話題の漫画「夢で見たあの子のために」の面白さを徹底解説していきます。
- サスペンス漫画が好きな方
- 次に来る面白い漫画を探している方
目次
あらすじ【夢で見たあの子のために】
弱者が不良から巻き上げられたお金を奪い返すことを生業としている高校生、中條千里。
しかし実は千里は不良たちとグルで弱者からお金を巻き上げていたのでした。
そこまでして千里がお金を欲する理由。
それは千里の両親、そして最愛の双子「和人」を殺した「火の男」を探し出して殺すため。
アウトローなやり方でお金を稼ぐのも全ては復讐を遂げるためだったのです。
そんなある日、千里はテレビで「火の男」の特徴である右手に傷を負った男を偶然見かけます。
ついに長年追い続けた「火の男」手がかりを発見した千里。
千里は果たして「火の男」に復讐を遂げることができるのか。
そんな「火の男」の行方を追う千里の姿を描いたサスペンス漫画です。
面白いポイント【夢で見たあの子のために】
「夢で見たあの子のために」の面白いポイントをご紹介します。
- 魅力的な登場人物
- 超能力×サスペンス
- 命をかけたハラハラする展開
- ホロリと泣ける展開
魅力的な登場人物
まず「夢で見たあの子のために」は登場人物が魅力的だから面白いんです。
今回はその中でも①中條千里②琴川恵南の2人をご紹介します。
中條千里
中條千里はこの物語の主人公です。
5歳の頃に両親と双子の兄の一登が惨殺されるという事件に遭遇してから、その犯人であろう「火の男」に復讐しようとずっと追い続けています。
「火の男」のことになると、周りが見えなくなる危なっかしい面もある人物です。
しかし、大切なもののためなら命をかけることも出来るほどの男気溢れた面も持ち合わせています。
琴川恵南
琴川恵南はこの物語のヒロインです。
千里の幼馴染で、彼女自身も父親が殺人を犯してしまったことで母親が自殺してしまうという悲惨な過去を持っています。
ただ千里と違って悲惨な過去に嘆くことなく、明るい未来のために頑張ろうという気質を見せる人物です。
恵復讐に囚われる千里を精神的に助けてきた千里とって大切な存在です。
超能力×サスペンス
「夢で見たあの子のために」は超能力とサスペンスが組合っているから面白いんです。
漫画の主人公である千里は双子の一登が体験したもの全ての共有できるという特殊な能力を持っています。
この特殊な体質が物語を面白くしてくれているのです。
前作の「僕だけがいない街」でもそうでしたが、作者の三部先生は超能力×サスペンスをうまいこと組み合わせることによって、他にはないサスペンス展開を生み出しているので、サスペンス漫画の似たような展開に飽き飽きしていた方でも新鮮に楽しめる内容になっているかと思います。
命をかけたハラハラする展開
「夢で見たあの子のために」の命をかけた謎解き展開も非常に面白いんです。
「火の男」を追っていく中で、千里は「火の男」が裏社会との関係者だということに気づきます。
敢え無く千里は暴力団やヤミ金融など裏の世界の人間たちと対峙するハメになるのですが、いつ死んでもいいか分からない展開に度々訪れるので、思わずヒヤヒヤしてしまうんです。
ただそのスリリングな展開がより物語を面白くしてくれています。
まさに命をかけた千里の戦いには最後までご注目ください。
ホロリと泣ける展開
「夢で見たあの子のために」は思わずホロリと涙を流してしまうような感動的な展開があるから面白いんです。
千里には死んでしまった両親の代わりに祖父母がいます。
この2人が「火の男を殺す」という復讐心に囚われている千里に対して、様々な言葉をかけてくれるのですが、思わず泣いてしまうような切ない言葉の内容なんです。
また千里の親友である不良3人組も、千里の身をあんじ、いざとなったら命がけで千里のために戦う非常に仲間思いの部分を見せてくれるので、これもまた涙腺が緩んでしまいます。
サスペンス漫画ですが、ほんのり心が暖かくなるような話もあるので面白いんです。
今後のポイント【夢で見たあの子のために】
「夢で見たあの子のために」の今後の展開も考察していきたいと思います。
※ここからはネタバレが含まれるのでご注意ください。
- 三つ目の模倣犯とは
- 若園正恭の傷の謎
- 一登と火の男の対決
三つ目の模倣犯とは
三つ目の模倣犯は一体誰なのか、その正体には今後も注目です。
三つ目とは、裏社会での一登の呼び名です。
物語の後半にかけて、三つ目の仕業と思わしき殺人事件が多発するのですが、実はそれは模倣犯の仕業であることが判明しました。
未だその正体は明かされておらず、目的も全くの謎です。
「僕だけがいない街」がそうだったように、すでに登場済みの意外な人物が犯人である可能性が高いです。
そんな模倣犯の正体には今後も目が離せません。
若園正恭の傷の謎
若園正恭の傷の謎にも今後は注目です。
若園正恭は千里と同じく、幼い頃に「火の男」に父親を殺された被害者遺族です。
警察官となり、「火の男」を殺すために奔走するのですが、奇妙な描写が後半描かれます。
それは「火の男」のトレードマークである「火の傷」が正恭の腕にも刻まれていたことです。
なぜ正恭の腕に「火の傷」があるのか。
確実に物語を震天させるものであることはまず間違いないので今後も注目です。
一登と火の男の対決
一登と火の男の対決には今後も注目です。
実は物語の後半で火の男ではなく、千里たちの父親が母親を殺し、その父親を一登が殺したという事件の真相が明らかになります。
火の男が機転を効かせたおかげで、父親を殺したというショックから立ち直ることが出来た一登は人殺しの手伝いを強要させられながらも、火の男を裏切れずにいました。
しかし、火の男がついに千里に手を出したことで事態は急変し、ついに一登は火の男を殺すことを決意するのです。
果たして一登は火の男を倒すことが出来るのか。
そんな2人の対決には今後も注目です。
「夢で見たあの子のために」を読んでみよう!
今回は話題のサスペンス漫画「夢で見たあの子のために」の面白さを徹底解説しました。
確実に2021年に大ブレイクすること間違いなしの作品です。
まだ読んだことがないという方はこの機会にぜひご覧ください!
「夢で見たあの子のために」って漫画は面白いの?