こんな話題の漫画「エンドロールバック」が気になっているという方も多いと思います。
「エンドロールバック」はマンガUPで連載されていた漫画で、小説投稿サイトエブリスタの小説版をコミカライズした作品になります。
では実際のその内容はどんなものなのか。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が、そんな話題の漫画「エンドロールバック」を徹底解説していきたいと思います。
- 完結済みでサクッと読める漫画を探している方
- タイムリープ漫画が好きな方
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あらすじ【エンドロールバック】
父親が人殺しという複雑な家庭事情を持つ間宮朝春(まみや あさはる)。
このせいで幼い頃から苦しい毎日を送っていましたが、最愛の妹である夕夏(ゆうか)のために朝春は一生懸命に働いていたのです。
しかしそんな朝春をどん底に突き落とす事件が発生します。
なんと夕夏が自殺してしまったのです。
自殺の理由はいじめ。
夕夏が苦しんでいる時に助けてやれなかったことに死ぬほど後悔する朝春ですが、そんなことをしても夕夏は返ってきません。
そんな朝春のところに突如羽の生えた少女、天使が目の前に現れ、こう告げます。
「チャンスをあげようか」と。
チャンスとは過去に戻って夕夏を死に追いやった犯人を見つけて殺すこと。
成功すれば、夕夏を生きかえらしてくれると。
こうして朝春は天使の提案を飲み、夕夏を死に追いやった犯人を見つける死のゲームに参加することを決意するのです。
これはそんな妹を救うために奔走する兄の様子を描いたタイムリープサスペンス漫画です。
面白いポイント【エンドロールバック】
「エンドロールバック」の面白いポイントは大きく3つあります。
- スキルの存在
- 仲間の存在
- エスカレートしていくいじめ
スキルの存在
「エンドロールバック」はスキルの存在が面白いポイントです。
朝春は犯人を探すお助けアイテムとして天使からスキルを授けられます。
スキルは1回のループで3つまで選ぶことができて、使用回数は各1回ずつ。
種類は一回だけ自分の質問に正直に答える「強制自白」や5秒間だけ時を止める「時間停止」など様々。
このスキルをうまく使って犯人を突き止めていく朝春の様子が非常に面白いんです。
数あるタイムリープ漫画でもこのスキルの存在は今までなかったので、この漫画の注目すべきポイントの一つだと思います。
仲間の存在
「エンドロールバック」はその仲間の存在が面白いんです。
この漫画の面白いポイントは徐々に犯人探しの仲間が増えていくという点です。
しかもその仲間となるのが朝春が元々犯人と睨んでいた人物たちなのです。
敵が仲間になるというワクワクする冒険漫画を見ているかのような気分にさせてくれるんです。
エスカレートしていくいじめ
「エンドロールバック」がどんどんエスカレートしていくいじめの様子が面白いんです。
最初は靴を捨てられてたりと定番ないじめから始まり、朝春が事件を一つ解決するたびにどんどんその内容がエグくなっていきます。
ゴキブリを食べさせられたり、レイプされたりと犯罪級のいじめが多発します。
そういったえぐみの強い内容が好きな方には満足してもらえる作品だと思います。
惜しいポイント【エンドロールバック】
「エンドロールバック」の惜しいポイントは大きく2つあります。
- 主人公が感情的すぎる
- ラストのオチ
主人公が感情的すぎる
「エンドロールバック」は主人公が感情的すぎる点が惜しいポイントです。
天使の提案するゲームには間違った人を殺すと最初からやり直しで、やり直すたびに十年の寿命が失われるという過酷なルールがあります。
ただ主人公の朝春はこのルールを無視するかのように感情的な行動を繰り返します。
せっかく寿命が減るというルールを設定したのにも関わらず、一切慎重な動きをしない朝春のせいでハラハラしないんです。
設定自体は面白いのに、主人公が少し考えなしの性格のせいで設定自体を破壊してしまっているというのがもったいないポイントです。
ラストのオチ
「エンドロールバック」はラストのオチが惜しいポイントです。
夕夏を死に追いやった犯人がまさかの人物だったので、その意外な展開は良かったのですが、残念なのが犯人の動機です。
肝心の犯人の動機というのがいまいちピンとこない内容なのです。
犯人の動機に対しての共感性が低いので、序盤の夕夏への壮絶ないじめに対してもよく分からない気持ちになってしまうんです。
その犯人の動機を含めて、全体としてラストのオチのまとまりが悪いのが惜しいと思うポイントでした。
エンドロールバックを読んでみよう!
今回は話題の漫画「エンドロールバック」を徹底レビューしました。
全3巻とサクッと読めるので、一度読んでもみてもいいと思います。
気になったという方はぜひこちらからご覧ください!
漫画「エンドロールバック」って面白いの?