こんな最近話題の漫画「逃げ上手の若君」が気になっているという方も多いと思います。
「逃げ上手の若君」は2021年から週刊少年ジャンプで連載が始まった割と新しめの漫画です。
作者はあの大人気漫画「暗殺教室」を描いた松井優征先生です。
松井先生の最新作ということで連載当初から注目を集めている漫画です。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が、そんな話題の漫画「逃げ上手の若君」の面白さを徹底解説していきたいと思います。
- 戦国系の漫画が好きな方
- 最近連載が始まって面白い漫画を探している方
目次
あらすじ【逃げ上手の若君】
時は鎌倉幕府が日本を支配していた鎌倉時代。
代々北条家がその実権を握っていましたが、次第に衰退していき、今や北条家はお飾りの存在。
そんな北条家が存続出来ているのは「足利高氏」のおかげでした。
足利高氏は若き守護神として呼び声高く、北条家に仇なすものを排除するまさに懐刀。
人々の期待はもはや衰退した北条家ではなく、高氏に集まりつつありました。
一方で、主人公の北条時行(ほうじょう ときゆき)はそんな衰退した北条家に生まれた次期当主。
高氏とは違い何の取り柄もない8歳の少年。
ただ「逃げ隠れ」することだけは得意という君主らしからぬ特技しかありません。
しかし時行は人々が平和に暮らせるならお飾りの存在も悪くないと思っていました。
そんなある日、時行に見知らぬ神官が話しかけてきます。
彼の名前は諏訪頼重(すわ よりしげ)。
頼重曰く、「時行は10の齢で英雄になると」。
バカみたいなおとぎ話を怪しむ時行ですが、頼重の真剣な目がなぜか忘れられません。
そんな出来事から一ヶ月後。
なんと幕府の英雄「足利高氏」が謀反を起こしたのです。
あっという間に鎌倉幕府は壊滅。
時行の父や側近たちも全て皆殺しにされてしまいました。
絶望する時行の前にあの神官諏訪頼重が再び現れ、こう放ちます。
「あなたは生存本能の怪物」だと。
絶望の淵に立たされて初めて時行は生きることに誰よりも喜びを感じ、自分の生き延びる才能を気づきます。
そしてついに時行は「逃げ隠れて幕府を取り戻す」ことを決意するのです。
果たして時行は高氏の手から逃げ仰せることができるのか。
これは幕府を取り戻すために、天下分け目の命がけの鬼ごっこに挑む時行の姿を描いた物語です。
面白いポイント【逃げ上手の若君】
「逃げ上手の若君」の面白いポイントは大きく3つあります。
- 「逃げ隠れする」主人公
- 命をかけたかけひき
- 狂気的な高氏一派
「逃げ隠れする」主人公
「逃げ上手の若君」は「逃げ隠れ」する主人公という今まで見たことがない展開をしているから面白いんです。
この漫画は戦国時代を舞台に描かれた漫画です。
戦国時代と言えば、命をかけた武士同士の戦いのイメージが強いと思います。むしろそれが戦国時代の醍醐味と言っても過言ではありません。
しかし、この漫画ではそんな戦国時代の暗黙のルールを一刀両断するような、逃げ隠れする主人公の姿がメインで描かれます。
逃げ隠れするキャラは卑怯者みたいなイメージがありますが、この漫画は見事そんなイメージを払拭し、逃げ隠れする主人公がとてもかっこよく見えるんです。
前作「暗殺教室で」もそうでしたが、漫画の設定作りにおいて松井先生は本当に天才だと改めて思い知らされました。
そんな今までみたことのない「逃げ隠れして勝利する」というワクワクを感じることが出来る漫画なのです。
命をかけた頭脳戦
「逃げ上手の若君」は命をかけた頭脳戦があるから面白いんです。
主人公の時行は「逃げ隠れする」ことにおいては天賦の才能を持っていますが、それ以外の能力はからっきしです。
刀もまともにふることが出来ない人物なのです。
ただその分頭をフルに使って敵と対峙します。
その時の頭脳戦と言っても過言ではない命の駆け引きがめちゃめちゃ面白いんです。
逃げ隠れという特殊な特技を上手く活かして敵を倒す姿はバトル漫画にも負けないカッコよさがありあります。
そうした頭脳戦も非常に面白いので注目してみてください。
狂気的な高氏一派
「逃げ上手の若君」は高氏一派が狂気的すぎて面白いんです。
諏訪に逃れた時行を抹殺するために、高氏は信頼のおける家来を派遣するのですが、その家来たちがどれも狂気的で面白いんです。
気持ち悪いほどの視力を持つ弓の名手だったり、全ての音を聞き分ける武士だったりとどれも不気味なキャラクターたちばかりです。
ただその気持ち悪さで逆に興味を惹かれて読むページが止まらないんです。
サイコパスなキャラクター作りが本当に上手な漫画なので、その点も非常に面白いです。
今後のポイント【逃げ上手の若君】
「逃げ上手の若君」の今後のポイントも考察していきたいと思います。
※この先はネタバレが含まれるのでご注意ください。
- 時行に仕える個性的な郎党たち
- 高氏の動き
時行に仕える個性的な郎党たち
時行に仕える個性的な郎党たちの姿にも注目です。
郎党とは君主に仕える従者のことで、時行は時行の郎党組織「逃若党」を作り、高氏を倒すために優秀な郎党を集めていきます。
現在の逃若党のメンバーは、刀の使い手「弧次郎」、怪力無双「亜也子」、秘術の使い手「雫」。
最近では盗人「玄蕃」が加わり計4人となりました。
こうしたそれぞれ特技を持った個性豊かな郎党がこの先も加わることが予想されます。
どんな人物が時行の郎党となるのか。
そんな「逃若党」の行方にも今後は注目です。
高氏の動き
高氏の動きにも今後は注目です。
現在なんとか無事に諏訪で逃げ仰せている時行ですが、まだ高氏は本気で時行を探しに動いていないように思えます。
派遣する家来も末端の末端。
ただこれで高氏の攻撃が終わるはずありません。
そろそろ本腰を入れて時行を捕まえにくることが予想されます。
本気を出した高氏のヤバさには今後も目が離せなません。
逃げ上手の若君を読んでみよう!
今回は話題の漫画「逃げ上手の若君」の面白さを徹底解説しました。
確実に2021年を賑わす漫画になること間違いありません。
まだ読んだことがないという方はぜひこの機会にご覧ください!
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