【隠れ名作】異能系バトル漫画「結界師」の魅力を徹底解説

探す人

あまり人が知らない面白い漫画はないかな〜

こんなメジャーな名作漫画はすでに読んでしまっていて、あまり知られてないような漫画、所謂隠れ名作漫画を知りたい、読みたいという方も少なくないと思います。

そんな方におすすめするのが「結界師」です。

2006年にはアニメ化もされたので一度は名前を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

結界師は2003年から2011年まで約8年間週刊少年サンデーで連載された漫画です。

「そんな長く連載されていたの!?」と驚く方もいるかもしれませんが、長期連載されていたのは結界師がちゃんと面白い漫画だったからです。

一部の漫画マニアからは隠れ名作、神作として評価が高い漫画なのです。

そこで今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が異能系バトル漫画「結界師」の魅力について徹底解説していきたいと思います。

この記事はこんな人におすすめ
  • 結界師を読んだことがない方
  • 面白い異能系バトル漫画を探している方
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あらすじ【結界師】

その昔、妖をおびき寄せる不思議なパワーがある烏森城(からすもりじょう)と呼ばれる城がありました。

困った城の人たちは「結界師」と呼ばれる妖怪退治を生業とするものに城の治安を任せることにしました。

そして時がすぎ、主人公の墨村良守(すみむらよしもり)はそんな結界師の家に生まれ、間流結界術正統継承者として、嫌々ながらも毎晩妖退治の日々を送っていました。

平凡な日々を送る良守でしたが、ある日1匹の少女の見た目をした妖怪に遭遇します。

可愛らしい容姿のため、退治することに抵抗を感じた良守でしたが、相棒の斑尾(妖犬)の説得で退治を決めた次の瞬間。

少女の妖怪が突如変化し、良守に襲いかかるのです。

間一髪のところで幼馴染で同じ結界師の雪村時音(ゆきむらときね)に救われピンチを脱出しますが、良守を助けた代償として時音が重傷を負ってしまうのです。

この時音が怪我をしたことがきっかけで、良守はある決意を固めます。

「時音が二度と傷つかないように強くなろう」と。

そして時が流れ5年後。

良守は時音と一緒に妖怪退治の夜に身を投じていくのです。

魅力【結界師】

そんな結界師の魅力は大きく5つあります。

  • 個性的なキャラクターたち
  • 激しいバトルシーン
  • 思わず好きになってしまう敵キャラ
  • 涙腺が緩む感動シーン
  • 烏森の謎

個性的なキャラクターたち

まず結界師の魅力はその個性的なキャラクターたちにあります。

今回は主に①墨村良守②雪村時音③墨村正守④志々尾限と4人のキャラクターをご紹介していきます。

墨村良守

まずは主人公の墨村良守です。

良守は敵にも同情をかけてしまうほどの心の優しい素直な性格の人物です。

時音が怪我をした事件から、「誰も傷つけさせない」というさらに強い思いを持つようになりました。

結界師としての腕前は序盤は正直微妙です。

良守自身「なぜ自分が間流結界術正統継承者に選ばれたのか」と疑問に思うくらい結界術が得意ではないのです。

ただ持ち前のパワーと根性でいくつものピンチを乗り越えていきます。

また実は結界師としての資質だけでいえば歴代トップクラスの持ち主であり、中盤から後半にかけて一気に成長していきます。

そんな良守の成長具合を結界師の面白さを支えているポイントです。

雪村時音

雪村時音は良守と同じ間流結界術正統継承者の女子高生です。

この漫画のヒロイン的存在でもあります。

良守とは幼馴染で、幼少の時から良守のお姉さんとして良守を支えていました。

時音は周囲から驚かれるほどタフな性格の持ち主です。

結界師としての腕前は良守と違い、パワーがあるタイプではありませんが、持ち前の頭脳を使って、うまく妖を対処していきます。

しかし終盤にかけて急成長をする良守に対して負い目を感じ少し病む時期もありますが、自分ができることを見つめなおし、最後まで戦力として活躍し続ける応援したくなるキャラクターです。

墨村正守

墨村正守は墨村家に生まれた長男です。

結界師としての腕前は良守が嫉妬するほど優秀で、異能者の大組織である「裏会」にも最年少で幹部入りを果たす名実ともに優れた人物です。

しかし、間流結界術正統継承者の証である「方印」を持っていないことに対して強い劣等感を持つ面もあります。

物語では正守はこの劣等感を抱える自分自身と何度も戦っていきます。

果たして正守はこの劣等感に打ち勝つことができるのか。

はたまたダークサイドに落ちて、良守の敵として立ちはだかるのか。

この第二の主人公とも言える正守の姿には目が離せません。

志々尾限(ししおげん)

志々尾限は正守がリーダーとして組織している「夜行」の構成メンバーの一人です。

良守と同い年の少年で、烏森を守るためにある日派遣されました。

自分勝手な性格で、良守たちにも強く当たってしまい、何度も良守と衝突します。

しかしそんな自分勝手な行為も実は昔唯一信頼していた姉に裏切られ、これ以上人に嫌われたくないという気持ちの裏返しの行動だったのです。

ある事件がきっかけで限は良守たちと和解し、持ち前の戦闘力で良守や時音のピンチを幾度となく救います。

結界師を読み進める上で重要なポジションのキャラクターなので最後まで目が離せません。

激しいバトルシーン

結界師はその激しいバトルシーンも魅力の一つです。

良守たち結界師は「間流結界術」という結界で相手を囲み、囲われた部分を滅するという方法で序盤は戦います。

時には弾力性の高い結界を作って相手の攻撃を跳ね返したり、踏み台として移動手段に使ってみたりといろんな手段で結界を使って、アクロバティックな激しいバトル模様を展開します。

しかし、もちろん間流結界術はこれだけではありません。

相手を拘束する「念糸」や自分の周りにある異物を消滅する「絶界」など間流結界術も進化を遂げて、より一層バトルが楽しめる工夫がなされているのです。

そんな新しい戦い方がバトルを盛り上げるスパイスとして役割を果たし、最後まで刺激的な展開を繰り広げるので、読み進める手が止まらないとはこのことです。

思わず好きになってしまう敵キャラ

結界師は敵キャラも魅力的です。

序盤の妖はTHE妖怪の見た目をしているので正直かっこよさが微塵もありません。

しかし中盤にかけてどんどん妖がかっこ良くなっていき、読み終える頃にはお気に入りの妖なんてものも存在するくらいかっこいい妖たちが登場するのです。

また敵は妖だけではありません。

異能者や土地神など様々な敵が登場するので飽きないのです。

面白い漫画には魅力的な敵キャラが必要不可欠です。

結界師は感情移入できるくらい素晴らしい敵キャラが登場するのも激アツなポイントです。

涙腺が緩む感動シーン

結界師ではたびたび思わず涙腺が緩む感動シーンが登場します。

序盤は良守が霊の悩みを解説して、成仏させてあげる展開がいくつかあります。

いづれも愛や絆に溢れた展開になっており、涙腺のゆるい方なら号泣してしまうこと間違いなしです。

また結界師はバトル漫画なので、やはり大切な人がなくなってしまうシーンも描かれます。

それも先ほどと共通して人の愛が垣間見える内容になっているので、本当におすすめです。

烏森の謎

結界師ではやはり良守たちが代々守ってきた烏森の存在も忘れてはいけません。

実はこの烏森の地が物語の最初から最後まで謎を呼びます。

良守に力を貸したり、時には妖をパワーアップさせる得体のしれない存在。

しかも幼少の時に聞かされたきた烏森の話が実は嘘だったことに良守たちは気づきます。

烏森とは一体何なのか。

どうして妖を惹きつける力があるのか。

この烏森の謎を解き明かしていく展開も非常に面白いです。

結界師を読んでみよう

今回は隠れ名作漫画「結界師」の魅力を徹底解説しました。

結界師はバトル漫画好きにはたまらない内容が詰まっている漫画です。

まだ結界師を読んだことがないという方はこの機会にぜひご覧ください!

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