こんな「BANANA FISH」が気になっている方も多いと思います。
1985年から1994年の約10年間「別冊少女コミック」で連載されていた漫画で、2018年にアニメ化されたことがきっかけで今再び話題を集めている作品です。
少女漫画なのにも関わらず、その内容は非常に過激で男性でも楽しめる内容になっています。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が、そんな名作漫画「BANANA FISH」の面白さを徹底解説していきます。
- BANANA FISHを読んだことがない方
- マフィアやギャング系の漫画が好きな方
目次
あらすじ【BANANA FISH】
世界を代表する都市の一つ、ニューヨーク。
煌びやかな街の裏には、実は麻薬や武力が横行する「影のニューヨーク」とも言える汚い世界が存在していたのです。
そんな影のニューヨークで必死に生きる一人の若者がいました。
彼の名前はアッシュ・リンクス。
アッシュは若干17歳ながらストリートギャングたちを束ねる若きリーダーで、多くの若者を尊敬を集めていました。
そんなある日アッシュは路地裏で今にも生き絶えそうな男と発見します。
死ぬ間際、その男はアッシュに謎のアクセサリーと「BANANA FISH」という言葉を残すのです。
謎のアクセサリーやBANANA FISHが意味するものが一体何なのか。
この漫画は「BANANA FISH」がきっかけとなり、どんどん暗い闇の世界の争いに巻き込まれていってしまうアッシュの姿を描いた作品です。
面白いポイント【BANANA FISH】
「BANANA FISH」の面白いポイントは大きく4つあります。
- 魅力的な登場人物
- 残酷な裏の世界
- 複雑に絡み合う人間関係
- 涙腺が緩む展開の数々
魅力的な登場人物
「BANANA FISH」はキャラクターが魅力的だから面白いんです。
この漫画の1番の魅力と言っても過言ではありません!
今回はその中でも①アッシュ・リンクス②奥村英二③ディノ・F・ゴルツィネの3人をご紹介します。
アッシュ・リンクス
アッシュ・リンクスはストリートギャングを束ねる若きボスです。
頭脳明晰で銃の腕も超一流、しかも顔もイケメンという、まさにパーフェクトな人物です。
情に厚く、仲間のためならどんな危険地でも積極的に飛び込む勇気を持っています。
しかし、一方で自分の命を軽んじる傾向にある危なっかしい部分もあります。
また、実は幼い頃にニューヨークマフィアのボスであるディノ・F・ゴルツィネに男娼として飼われていたという暗い一面もあります。
一見パーフェクトなアッシュが様々な思いで葛藤する姿が非常に興味深いので、最後まで注目です。
奥村英二
奥村英二は日本育ち日本生まれの普通の大学1年生です。
大学では棒高跳びの有名選手として名を馳せていた英二でしたが、ある事件がきっかけで挫折を味わい、そこをカメラマンの伊部さんに助けられ、ニューヨークにはアッシュたちを取材するカメラマンアシスタントとしてやってきました。
棒高跳びができるという点以外は本当に普通の少年で、アッシュにも最初は舐められるほどの平凡な人物です。
しかし、誰に対してもまっすぐに向き合う姿勢を持っており、そんな見返りのない優しさにアッシュも徐々に心を開き、やがて2人は親友になっていくのです。
英二はアッシュの闇の部分を支える重要なキャラクターなので絶対に注目です。
ディノ・F・ゴルツィネ
ディノ・F・ゴルツィネはニューヨークを拠点にするマフィアのボスです。
アッシュを育てた人物であり、アッシュに対しての異常な執着心を持っています。
最後には自分のものにならないアッシュを自らの手で葬りたいという歪んだ愛情を垣間見せます。
また、「BANANA FISH」の鍵を握っている重要なキャラクターです。
作中の最大の敵と言っても過言ではないので、確実にゴルツィネも見逃せません。
残酷な裏の世界
「BANANA FISH」は普段目の当たりにしないギャングやマフィアたちの残酷な裏の世界を垣間見ることができるから面白いんです。
銃や麻薬などのマフィア要素も面白いんですが、この作品のすごいところは「性」の部分です。
相手を貶めるのが、暴力だけではないということをこれほど知らしめてくれる作品はありません。
あまりにも生々しい「性」が赤裸々に描かれているので、心にずしっとくるものがあります。
しかし、そういった世界があるということを改めて知ることができるので、勉強という意味でもこの本は非常におすすめです。
裏切りの数々
「BANANA FISH」は次々とくる裏切りの展開があるから面白いんです。
この漫画は本当に敵と味方が入れ替わり立ち代わりします。
味方だと思っていた人物が急に裏切ったり、敵が最後の最後で命を助けてくれたりと、展開が本当に読めません。
ネタバレになるので詳しくは省きますが、最後の展開は本当に読めませんでした。
あなたの予想を裏切ってくる展開が盛りだくさんの漫画なので非常におすすめです。
涙腺が緩む展開の数々
「BANANA FISH」は思わず涙腺が緩む展開の数々があるから面白いんです。
この漫画は大きく2つの涙を誘う展開があります。
1つは仲間の死です。
アッシュはゴルツィネとの抗争の中で、大切な人を次々と失くしていきます。
最近ある「なんだかんだ死なない」というご都合の良い展開ではなく、重要なキャラクターが本当に死んでしまうので、その思わぬ展開がに思わず涙腺が緩んでしまうことがまず間違いありません。
2つ目は愛です。
この作中は普通より少しBLチックな友情が描かれます。
その様子はまさに愛と言っても過言ではないほど、大切な人を思う様子が丁寧に描かれているのです。
アッシュの仲間を思う気持ちが健気で本当に泣けるんです。
そんな2つの感動展開にも注目してみてください。
BANANA FISHを読んでみよう!
今回は名作漫画「BANANA FISH」の面白さをご紹介しました。
絶対に一度は見て欲しい素晴らしい作品です。
まだ読んだことがないという方はこの機会にぜひご覧ください!
「BANANA FISH」って漫画は面白いの?