こんな今密かに話題沸騰中の漫画「あさドラ!」が気になっているという方も少なくないと思います。
「あさドラ!」は現在週刊スピリッツに連載中の漫画で、作者はあの一世を風靡した漫画「20世紀少年」を描いた浦沢直樹先生です。
「20世紀少年」から11年ぶりの新作ということで漫画ファンからは期待値が高い作品です。
実際に「2019年上半期最も売れた1巻ランキング」第2位を獲得するほど初速から人気を伸ばしており、現在でも人気漫画「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」に負けないくらい売上を伸ばしています。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私がそんな話題の漫画「あさドラ!」の面白さを徹底解説していきます。
- ネクストブレイクするような漫画を探している方
- 未知の生物が出てくる漫画が好きな方
目次
あらすじ【あさドラ!】
時は1959年。
戦後に急成長を遂げた日本にとっての大イベント「東京オリンピック」が5年後ということで人々が色めき立つそんな時代。
主人公の浅田アサはそんな時代に生まれた少女の一人。
アサは11人兄弟の大家族で、今日はそんな11人兄弟が12人兄弟になる記念すべき日。
台風の中、産婦人科から家に戻る途中、アサは何者かに誘拐されてしまいます。
犯人は春日晴夫(かすが はるお)。
お金に困っていたところを、産婦人科帰りのアサを医者の娘と勘違いして、お金目的に誘拐したのです。
すぐにアサが医者の娘ではないと気づき落胆する晴夫の元に、突如台風が襲いかかります。
運良くコンテナに身を隠し一命を取り止めるアサたちですが、外を出て様子を確認すると、なんと名古屋の街が崩壊していたのです。
実は元パイロットだった晴夫の助けを借りて、上空から名古屋の街を探索するアサ。
すると名古屋の街に謎のとてつもない大きな足跡が残っているのを発見するのです。
果たして名古屋の街が崩壊した本当の理由は何なのか?
大きな足跡の持ち主の正体とは?
そんな名古屋の街を襲った悲劇を追うアサの様子を描いたSF漫画です。
面白いポイント【あさドラ!】
そんな「あさドラ!」の面白いポイントは大きく4つあります。
- 主人公アサ
- 情に厚いキャラクターたち
- 日常に徐々に迫り来る恐怖
- 1巻の終わり方がすごい
主人公の朝
まず「あさドラ!」の面白いポイントは主人公アサです。
アサは12人兄弟の中でも影が薄く、周囲から関心されない不遇な環境下で育ちながらも、とても真っ直ぐで心根を持った少女です。
名古屋の街が崩壊した時には、自分の身を省みずに率先して人助けをし、誘拐した晴夫に対しても許す優しさを持っています。
また時には男性顔負けの勇気の見せ、まさに一番応援したくなる主人公です。
巻数を追っていくごとにどんどん好きになること間違いありません。
情に厚いキャラクターたち
「あさドラ!」はキャラクターたちが情に厚くて面白いんです。
この漫画では情に暑すぎるキャラクターがたくさん登場します。
中でもきぬよさんは格物です。
きぬよさんは小料理屋を営む女将です。
物語の冒頭は損得勘定だけで動くような冷たい人物に見えるのですが、実はお母さんのような暖かさを持った人物なんです。
きぬよさんだけではなく、作中にはそんな情に厚いキャラクターがたくさん登場します。
思わず涙がほろりと誘われるシーンもあるので注目です。
日常に徐々に迫り来る恐怖
「あさドラ!」は日常に迫り来るいつ「アレ」が襲ってくるか分からないそのハラハラ感が面白いんです。
この漫画はアサの成長やその周りの人々の日常を描いたシーンがとても多いです。
しかしその日常シーンの中に、名古屋の街を襲ったとされる「アレ」の影を端々に感じます。
日常シーンがあるからこそ、そのギャップでいつこの暖かい日常が崩壊するか分からないのでハラハラが止まらなく面白いんです。
1巻の終わり方がすごい
「あさドラ!」は一巻の終わり方がすごいから面白いんです。
この漫画は正直1話見ただけだとあまり面白くないと思う方が大半だと思います。
私も途中で読むのを止めようかと思うくらい物語の序盤はハマりませんでした。
しかし、一巻の終わりの衝撃シーンのおかげでその考えが180度変わりました。
進撃の巨人も一巻の終わり方がすごいで有名ですが、この漫画も負けないくらいの衝撃シーンがあります。
最初は面白くないと思うかもしれませんが、我慢して1巻の終わりまでは読んでみてください。
そこからはどっぷりとハマってしまうこと間違いない漫画です。
今後のポイント【あさドラ!】
「あさドラ!」の今後のポイントも考察していきたいと思います。
※ここからはネタバレが含まれるのでご注意ください。
- 「アレ」の正体とは
- 東京オリンピックとの関係
「アレ」の正体とは
「アレ」の正体には今後も注目です。
生物であることはほぼ間違いないようですが、まだ影のシルエットのみで姿がはっきりとは明らかになっていません。
そもそも1匹なのかも分からないので、もしかしたらもっと多くの「アレ」や違う個体が今後も出てくる可能性は大いにあり得ます。
そんなワクワクが止まらない「アレ」の正体には目が離せません。
東京オリンピックとの関係
東京オリンピックとの関係にも注目していきたいです。
物語の冒頭でも1965年の東京オリンピックと2020年東京オリンピックの2つを舞台に奔走するアサの様子が描かれることはすでに説明されていますが、まだこの物語と東京オリンピックとの関係性が全くわかりません。
東京オリンピックがなくても話は成立するからです。
ただ今後の展開でなぜ東京オリンピックを舞台にしたのか、その理由が明らかになるはずです。
そんな東京オリンピックとの関係性にもついても今後は注目していきたいです。
あさドラ!を読んでみよう!
今回は話題の漫画「あさドラ!」の面白いポイントをご紹介しました。
2021年には鬼滅の刃たちに並ぶブレイク漫画になっていること間違いありません。
まだ読んだことがないという方はこの機会にぜひご覧ください!
「あさドラ!」って漫画は面白いの?