こんな休日を何もせずボーっと過ごしてしまったという経験は誰にでもあると思います。
1日をダラダラ過ごすというのもたまにはいいかもしれませんが、そんな習慣が毎日のように続いているという方は注意が必要です。
時間を有効活用できない方はこれからくる人生100年時代に対応出来ません。
人生100年時代とは、人の平均寿命が100年を超える時代のことです。
特に日本は他の国と比べても長寿の傾向にあるので、人生100年時代がいち早くやってきます。
でも人生100年時代がくる=時間を有効活用しないといけないという方程式がいまいち結びつかないという方も多いと思います。
そこで今回は人生100年時代から考える「これからの時間の使い方」をご紹介していきます。
- 1日をダラダラと過ごしてしまう方
- 時間を効率的に使いたい方
目次
人生100年時代で「時間」はどう変わるか
まず人生100年時代の到来で「時間」はどう変わるのかについて説明します。
大きく①寿命②労働時間③余暇時間の3つポイントに分けて解説します。
寿命の延長によって時間が増える
人生100年時代で変わることの一つが我々の持つ時間が延長されるということです。
生きる時間が長くなるということは、単純に考えれば自由に使う時間の量が増えます。
例えば80歳で寿命を迎えた場合は計700800時間が人生に与えられた時間の量です。一方で100歳で寿命を迎える人が持つ時間は計876000時間と、100歳の方が80歳より175200時間も多く時間を持っていいます。
このように「量」だけで考えれば、人生100年時代は人よりもはるかに使うことのできる時間が増大しています。
労働時間の短縮
人生100年世代は勤労時間が短縮されます。
下記のグラフは厚生労働省が行った「毎月勤労統計調査」の1970年〜2019年の結果をまとめたものです。
このように1970年から現在にかけて、人の労働時間というのは徐々に現象しています。
これはインターネット等の技術革新が労働を効率化を推し進めたのが大きな原因です。
100年時代は今よりもっと労働時間が短縮されると言われています。
実際に週休3日の制度を取り入れる企業が最近出てきました。
今は限られた企業で行われる週休3日制度ですが、人生100年時代にはこの制度が当たり前のように導入されている可能性があります。
また今日本政府が「働き方改革」という名の下、労働時間の上限を定め、労働時間の効率化をに行なっています。
国としても労働時間の短縮が図られているので、人生100年時代には労働時間が短縮されるのは用意に予測できます。
余暇時間の増大
人生100年時代では余暇時間が増大します。
先ほど労働時間が短縮されることは説明しました。
労働時間は人が起きている中で一番大きな割合を占める時間なので、短縮されるということは必然的に余暇時間が増えます。
またテレワークの導入のおかけで、通勤時間にかかる時間を節約することができるようになったので、やはりその分余暇時間というのは増大します。
なぜ人生100年時代に合わせて時間の使い方を変える必要があるのか
なぜ人生100年時代の到来と共に「時間の使い方」を見直す必要があるのでしょうか。
寿命も伸びるし、余暇時間も増大するので、確かに「時間を適当に使っても問題ない」と思うかもしれません。
しかし現実問題、昔より余暇時間が増えたと感じている人はいるのでしょうか?
むしろ時間が足りないと思う方さえいるのではないでしょうか。
それはあなたの時間を奪う存在が今登場してきているからです。
それがレジャーです。
今はテーマパークなど遊ぶことができる魅力的なレジャーがたくさんあります。
最近ではNetflixなどの動画配信サービスも登場し、家にいながらレジャーを楽しむことができます。
そんなレジャーたちがあなたの余暇時間を奪っていきます。
ただレジャーが一概に時間を奪う悪い存在という訳ではありません。
レジャーによって気分が高揚したり、リフレッシュになるというのであればレジャーは必要です。
しかしレジャーの魅力に取り憑かれ、余暇時間を全てレジャーに注ぎ込んでしまうと2つの悪い未来が予測できます。
- 職を失う
- お金を失う
職を失う
まず余暇時間を適当に過ごすと、職を失います。
まず100年人生時代では人生のステージが下記のように変化します。
- 教育ステージ(0歳〜22歳)・・約20年
- 勤労ステージ(22歳〜75歳)・・約50年
- 引退ステージ(75歳〜100歳)・・約25年
人によって若干の差異はあると思いますが、何らかの形で50年程度働かなければならない時代に我々は突入しています。
「自分は絶対に潰れない大企業に勤めているから大丈夫」と思った人こそ要注意です。
今から10年の間に存続している企業はたったの1割と言われています。
これは実際に起こりうる未来です。
2020年コロナが全世界経済に深刻なダメージを与えました。
その影響は日本にも当然作用し、アパレル系大企業「レナウン」や大手LCC航空会社「エアアジア」が倒産するという誰にも予測出来ない事態に陥りました。
このコロナが「大企業でも倒産する」という誰もが目をそらし続けた事実を明らかにしたのです。
ただあなたが一社員の場合、企業が潰れてしまうという未来を変えることはかなり難しいです。
そこで大事なのは企業がしても転職できるくらいの価値をあなたが備えているかどうかです。
そんな時にレジャーに余暇時間を全て費やしてきた人が余暇時間を語学勉強など有効活用してきた人より価値があるとは判断されにくいです。
結果あなたは当然のように職を失ってしまうのです。
お金を失う
レジャーだけに余暇時間を費やすとお金を失ってしまいます。
基本レジャーでも語学勉強でもお金がかかる場合がほとんどです。
「同じお金がかかるのであれば好きなことに費やした方がいいのではないか」と思う方もいると思います。
ただ大事なのは費やしたお金が何らかの形で自分に還元されるかどうかという点です。
英会話スクールに通えば、当然語学のスキルというものが自分に備わります。多少お金はかかってしまいますが、もしかしたら語学能力が評価されて高待遇を受けることが出来るかもしれません。
つまり語学能力等は価値として自分に還元されるのです。
一方でレジャーはどうでしょうか。
映画館に新作の映画を観に行ったとします。
確かに映画を観たことによる知識は増やすことができます。
しかしその映画を何らかの形で自分の価値として還元できる人はほとんどいません。
つまりレジャーは消費するだけで還元される可能性が低いのです。
結果的にレジャーに余暇時間を費やすことはお金を一方的に消費することになってしまい、戻ってこないのでお金を失ってしまうのです。
これからの時間の使い方
これまでの説明で「時間を有効に使う必要がある」ということは十分にお分かりになったと思います。
時間を有効に使うとはつまり、自分への投資に時間を使うということです。
では具体的にどんな投資を人生100時代に向けて行えばいいかをご説明します。
投資は大きく2つに分けられます。
- 無形投資
- 有形投資
無形投資
まずは無形投資です。
無形投資は①人間関係②スキルの大きく2つ種類あります。
まずは①人間関係です。
人生100年時代では新たな人間関係を形成すること心掛けてみてください。
今の人間関係を良好に保つことは大事ですが、手に入る情報が限られてしまいます。
あなたにとっては重要な情報は実は友達の友達が持っていたりすることが多いです。
何が起きるか分からない人生100年時代で情報をどれだけ早くゲットできるかは重要な鍵となります。
できるだけ多く、できれば違う年代とのコミュニティを形成して、情報強者になるようにしてみてください。
②スキルは職を失わないために必要な無形投資です。
先ほども説明しましたが、人生100年時代では自分の価値を高めることが求められます。
確かに一つの会社で与えられた仕事を懸命に頑張るのも素晴らしいことです。
ただ今あなたの会社が倒産して、その会社と同じ以上待遇の良い会社に転職できる自信はありますか?
少しでも自信がないと思った方は自分で何か語学なりプログラミングなりを始めた方が良いです。
スキルを獲得するのには多大な余暇時間を消費する必要がありますが、その分なんらかの形で自分に還元されるので、積極的に行うことをおすすめします。
有形投資
続いては有形投資です。
余暇時間を効率的に使うにはお金は切っても切り離されません。
そこで有形投資にも時間を費やす必要があります。
有形投資とは資産を蓄えることです。
お金は資金なので資産とは少し違います。
資産は自動的にお金を生み出してくれるもののことです。
身近なところでいうと、株やFX、不動産、最近では仮想通貨等も当てはまります。
ただもちろんそういった有形投資には一定のリスクがあります。
リスクを背負いたくない人もいるかもしれませんが、人生100年時代ではそういった投資をしないと立ち行かなくなるかもしません。
詳しくは下記の「これからのお金の使い方」の記事で詳しく紹介しているので、興味のある方はご覧ください。
いずれにせよ有形投資は余暇時間をより効率的に使うために必要なお金を蓄える手段として有効です。
時間を効率的に使おう!
今回は人生100年時代から考える「これからの時間の使い方」を解説しました。
この記事でお分かりになったように、私たち人生100年世代にはぼーっと時間をすごす余裕はありません。
幸せな人生を送るためにも今一度「時間の使い方」について考えてみてください。
気づいたら1日何もせずに終わっていた。。