こんな話題の漫画「からっぽのアイネ」が気になっている方も少なくないと思います。
「からっぽのアイネ」は2021年7月よりジャンプ+で連載を開始した作品で、折山漠先生の連載デビュー作です。
新人作家とは思えないくらい抜群の画力で、内容も1話目からすでに面白いと反響を呼んでいます。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が、そんな話題の漫画「からっぽのアイネ」の面白さを徹底解説していきたいと思います。
- 青春漫画が好きな方
- 泣ける漫画を探している方
目次
あらすじ【からっぽのアイネ】
吉識律は人との馴れ合いや享楽に無関心な高校生。
昔は律もバイオリンに没頭していた時期もありましたが、今となってはそれも過去の話。
律がこんな寂しい青年になったしまったのも相根小夜子(あいね さよこ)の死がきっかけでした。
相根小夜子は律の幼馴染で、律にバイオリンをやるように薦めた人物。
小夜子に喜んでもらうためにも日々バイオリンの練習に励んでいた律ですが、中学2年のある日、事故で小夜子が亡くなってしまい、それからは律はあらゆることに対して心を閉ざすようになってしまったのです。
そんな空っぽな毎日を送る律はある日、ストリートライブをしている一人の女の子と出会います。
彼女の名前は二瀬愛音(ふたせ あいね)。
亡くなった相根小夜子の面影がある不思議な女の子で、しかも律のことを知っている様子。
それもそのはず。
実は二瀬愛音はある事故がきっかけで、相根小夜子の記憶を受け継いだ女の子だったのです。
そんな愛音と触れ合っていく中で、律はあの頃自分が大切にしていた気持ちを思い出します。
そして再び律はアイネとともにバイオリンを始めることを決意するのです。
これはそんな失った青春を取り戻すために奮闘する2人の男女の様子を描いた青春群像劇です。
面白いポイント【からっぽのアイネ】
「からっぽのアイネ」の面白いポイントは大きく3つあります。
- 音楽×青春
- 魅力的なヒロイン
- 友情シーン
音楽×青春
「からっぽのアイネ」は音楽と青春を掛け合わせた世界観が面白いポイントです。
この漫画は心を失った一人の少年律が音楽を通じて青春を取り戻していくというのが見どころです。
やはり音楽と青春を掛け合わせたあの表現しがたい心に訴えかけてくる世界観が本当に魅力的です。
実際にこのジャンルは名作漫画が多く、「からっぽのアイネ」も過去の名作たちに負けないくらい魅力的な青春世界観を作り上げています、
「四月は君の嘘」や「青のオーケストラ」が好きな方にどストライクの漫画だと思います。
魅力的なヒロイン
「からっぽのアイネ」はヒロインが魅力的だから面白いんです。
今作のヒロインである二瀬愛音はある事故がきっかけで自らの記憶を無くし、その失った記憶の代わりになぜか亡くなった相根小夜子の記憶を手に入れた不思議な運命を持つ少女です。
吉識律の凍った心を溶かす人としての暖かさを持ち合わせており、少々無理やりな言動をする時もありますが、そんな部分もチャーミングなヒロインです。
ポジティブなヒロインが好きな方には本当にたまらないと思います。
友情シーン
「からっぽのアイネ」はその友情シーンも面白いポイントの一つです。
亡くなった相根小夜子の思いを叶えるためには、中学の時に律が組んでいた「アイネクライネ・クインテッド」のメンバーを集める必要があるのですが、このメンバー間には中学の時ある事件のせいで、決して埋めることができないほどの溝が構築されてしまっていたのです。
このメンバーたちとの溝をなんとか修復するために律たちは奔走するのですが、その過程には心を震わせるほどの熱い友情シーンが生まれています。
やはり青春漫画には欠かせない互いに傷つけ傷つけられながら、お互いの感情をぶつける高校生ならではの熱い友情シーンを見ることができるので本当におすすめです。
今後のポイント【からっぽのアイネ】
「からっぽのアイネ」の今後の展開も合わせて考察していきたいと思います。
- アイネの記憶
アイネの記憶
アイネの記憶はどうなってしまうのかは今後のポイントです。
ヒロインの二瀬愛音は一時的に自分の記憶を失っている状態に過ぎません。
今後確実に二瀬愛音本来の記憶を取り戻す展開があるはずです。
その時に代わりに入っていた相根小夜子の記憶はどうなってしまうのか。
また記憶が戻ったことで律との関係性も変わるはずです。
間違いなく物語を大きく転換させるターニングポイントになるので、記憶に関しては目が離せません。
からっぽのアイネを読んでみよう!
今回は話題の漫画「からっぽのアイネ」の面白さを徹底解説しました。
2021年次にくる漫画の有力候補の呼び声も高い作品です。
気になった方はこの機会にぜひご覧ください!
「からっぽのアイネ」って漫画は面白いの?