こんな話題の漫画「夏へのトンネル、さよなら出口」が気になっているという方も少なくないと思います。
「夏へのトンネル、さよなら出口」は現在漫画アプリ「マンガワン」で連載中の作品で、原作の小説をコミカライズした漫画となっています。
原作の雰囲気そのままに再現された世界観に評価の声もたくさん上がっています。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私が、そんな話題の漫画「夏へのトンネル、さよなら出口」の面白さを徹底解説していきます。
- タイムリープなど時間にまつわる漫画が好きな方
- 青春群像劇が好きな方
目次
あらすじ【夏へのトンネル、さよなら出口】
塔野カオルはとある田舎で父親と二人で暮らしている高校生。
昔は母と妹カレンを含めた4人家族でしたが、ある不運な事故をきっかけにカレンが亡くなってしまい、そこから徐々に家族の絆は崩れ、最終的には母も蒸発してしまったのです。
唯一残った父親もカオルが妻と不倫相手との子供で血が繋がっていないからか、日々カオルに酷い仕打ちしていたのです。
そんな家庭環境で育ったせいか、カオルは人との繋がりに対して臆病になり寂しい毎日を送っていました。
そんなある日カオルはある一つの都市伝説を耳にします。
この村には「ウラシマトンネル」というトンネルがあり、そのトンネルに入ると老いてしまう代わりになんでも好きなものが手に入ると。
最初はくだらない逸話だと一蹴するカオルですが、ある日夜道を散歩している時に偶然そのウラシマトンネルを発見してしまうのです。
これはそんな謎の満ちたトンネルと出会った青年を描く青春群像劇です。
面白いポイント【夏へのトンネル、さよなら出口】
「夏へのトンネル、さよなら出口」の面白いポイントは大きく4つあります。
- 個性的なキャラクターたち
- 人間の暗い部分
- 不気味なトンネル
- 青春群像劇
個性的なキャラクターたち
「夏へのトンネル、さよなら出口」はまずその個性的なキャラクターたちが面白いポイントの一つです。
今回は①塔野カオル②花城あんずの2人をご紹介します。
塔野カオル
塔野カオルは物語の主人公です。
唯一の心の拠り所としていた妹から亡くなって、人生を諦めてしまっているのような寂しい青年です。
人付き合いも苦手で、面倒な極力さける性格をしています。
ウラシマトンネルとの出会いで、妹カレンを取り戻せるかもしれないと考えてからはどこか生き生きとして様子を見せるようになり、少しずつ明るさを取り戻していきます。
花城あんず
花城あんずはこの物語のヒロインです。
東京から引っ越してきた転校生で、勉強もスポーツもなんでもできる才色兼備の持ち主です。
一見冷たいように見えますが、心を開くとかなり懐っこくなる女の子らしい一面も持ち合わせています。
「特別なものになりたい」という高い目標を実現するために、将来は漫画家を目指しています。
人間の暗い部分
「夏へのトンネル、さよなら出口」は人間の暗い部分が垣間見えて面白いんです。
この漫画では暗い部分の中でも人間の「都合良い」部分が赤裸々に描かれています。
トオルの父は普段からトオルに暴言を吐くダメな父親。
しかし、たまにトオルに優しくなる時があります。
ただそれはトオルへの思いやりではなく、自分のため。
目的のためなら手のひらを返す父親の「都合の良さ」に嫌悪感を感じるんですが、物語のヒール役としていいスパイスになっているので面白いんです。
こういった人間の暗い部分が好きな方にはたまらない内容になっていると思います。
不気味なトンネル
「夏へのトンネル、さよなら出口」は不気味なウラシマトンネルの存在が面白さを引き出しています。
ウラシマトンネルは老いてしまう代わりに欲しいものがなんでも手に入ると噂の謎のトンネル。
偶然カオルはそのウラシマトンネルを発見し、カレンを取り戻すために探索を開始するのですが、あることに気づきます。
まずトンネル内と外界の時間の流れが全く違うこと。
そしてもう一つがトンネルで手に入るものには何かしらのルールがあること。
その手に入るものが何かと不気味なものばかりで、思わずぞっとしてしまいます。
果たしてウラシマトンネルは一体なんなのか。
そんな不気味なウラシマトンネルでの探索が面白いので注目してみてください。
青春群像劇
「夏へのトンネル、さよなら出口」はその青春群像劇も面白いポイントの一つです。
この漫画は高校生ならではの展開が盛りだくさんです。
甘酸っぱい恋愛を始め、陰湿ないじめなどの定番シーンもあります。
そんな学生の日常シーンが好きという方にも楽しんでもらえる内容の作品です。
「夏へのトンネル、さよなら出口」を読んでみよう!
今回は話題の漫画「夏へのトンネル、さよなら出口」の面白さを徹底解説しました。
時をかける少女などの時間×青春群像劇が好きな方にはたまらない内容になっていると思います。
気になる方はこの機会にぜひご覧ください!
「夏へのトンネル、さよなら出口」って漫画は面白いの?