こんな話題の漫画「戦隊大失格」が気になっているという方も少なくないと思います。
「戦隊大失格」は2021年から週刊少年マガジンで連載を開始した作品で、作者は大人気恋愛漫画「5等分の花嫁」を描いた春場ねぎ先生です。
本当に同じ作者なのかと疑うほど「5等分の花嫁」とは全く違う面白さにすでに反響を呼んでいる漫画です。
今回は年間2000冊以上も漫画を読む漫画オタクの私がそんな話題の漫画「戦隊大失格」の面白さを徹底解説していきます。
- ダークアクション漫画が好きな方
- 邪道展開の漫画が好きな方
あらすじ【戦隊大失格】
ある日、地上1万メートル上空に巨大な浮遊城が現れた。
そして人類は怪人と戦う戦いに突入していた。
そして時は過ぎ現代。
人類と怪人の戦いはいまだに続いていたかのように見えた。
しかし実はすでに怪人側の幹部全員倒されてしまい、生き残るは手下のモブキャラ戦闘員「ダスター」だけ。
あえなく怪人側は人類のヒーロー「大戦隊」と休戦協定を結ばされ、今では「日曜決戦」という一つの催しのために、「大戦隊に負けてあげる」という芝居を続けていたのだった。
かつての目的であった「世界征服」なんてものはすでに忘れ去られ、ダスターたちのモチベーションはすでに底をついていた。
そんな中、ダスターの一人である「ダスターD」はそんな日々に嫌気がさしていた。
そして迎えるいつもの日曜決戦。
台本通りにダスターたちが必殺技でやられるいつもの展開を無視して、ダスターDだけは大戦隊を倒すため強行突破。
しかし、そんな努力もむなしくあっけなくダスターDは倒されてしまう。
そして復活したダスターDは大戦隊に潜入して、大戦隊を一人残らず始末して、本当に「悪役」になることを誓うのである。
これは悪役がヒーローを倒す大逆転ダークバトル漫画です。
面白いポイント【戦隊大失格】
「戦隊大失格」の面白いポイントは大きく3つあります。
- 今までない主人公
- ヒーローの歪んだ正義
- ダスターの戦い方
今までない主人公
「戦隊大失格」は今までにない形の主人公が採用されているから面白いんです。
この漫画の主人公は戦隊アニメでよく登場する敵キャラの手下の一人です。敵キャラをあえて主人公に置く漫画はいくつかありましたが、敵キャラの手下というモブキャラを主人公に置いた漫画はありません。
主人公の名前もダスターDという取ってつけたような適当な名前です。
ただモブキャラを主人公したから今まで見たことのない視点でヒーローというものを楽しむことが出来ます。
設定だけでも十分面白すぎる漫画なんです。
ヒーローの歪んだ正義
「戦隊大失格」はヒーローの歪んだ正義が描かれていて面白いんです。
この漫画には「ドラゴンキーパー」とい龍の力を司る5人の戦隊ヒーローが登場します。
人間なのに滅茶滅茶強く怪人を圧倒していくのですが、次第にその力は自らの欲求を満たすために使われ、怪人の手下である「ダスターたち」を気分転換で抹殺していくという狂気的な行動をとるようになります。
そんな自らの力に振り回されて、正義という概念に溺れてしまった歪んだヒーローたちがたくさん登場します。
まさにヒーローの裏側を垣間見ることができるので面白いんです。
ダスターの戦い方
「戦隊大失格」はダスターたちの戦い方が面白いんです。
ダスターは怪人の中で最も弱いモブキャラです。
しかしある2つの特徴があります。
1つは不死身であること。どんなに攻撃を受けても必ず復活するという特徴があります。ただし怪人専用武器「神具」に対してはその効果が使えず、死んでしまいます。
もう一つはダスターたちは擬態することが出来るのです。
主人公のダスターDは人間に擬態することがとても得意で、この能力を使って大戦隊に潜入することに成功しています。
力は決して強くはありませんが、この2つの能力を使って、強敵と戦いを繰り広げていくのです。
強くはない能力なので、その分工夫を凝らした戦い方を見ることが出来ます。
心理戦だったり頭脳戦が好きな方にはたまらない内容になっていると思います。
戦隊大失格を読んでみよう!
今回は話題の漫画「戦隊大失格」の面白さを徹底解説しました。
2021年ブレイク間違いなしの素晴らしい出来栄えとなっています。
まだ呼んだことがない方はこの機会にぜひご覧ください!
「戦隊大失格」って漫画は面白いの?